いいバランスは日頃の行いですよ

珍しく風邪ひいて暇だったのでお布団で書いてみました。

 

どーもこんにちは。

よくバンドさんとお話して聞かれるライブでの音のバランスの考え方や僕がPAをしてて感じる事を簡単ペロっと書いてみました。


簡単にって言っても様々なジャンルや状況があるので今回はよくある(ドラム、ベース、ギター、ボーカル)といったとてもシンプルな4ピース構成で書きます。

 


いい音のバランスのとりかた、

それは、それは、それは、、、

日頃のスタジオ練習です。

 


スタジオ練習はメンバーで曲を合わせる、音色を作る、どうでもいい話をしてメンバーの仲を深める、以外にもライブでの音のバランスにかなり直結します。

 

どうでもいい話をするなら僕がバンドをやってた時のスタジオ練習時間割合は練習が3割、休憩が7割でした。

あーこんなんじゃダメだなぁ、とか思ったら以外にも某有名バンドもこのぐらいの割合が結構いるようです。

はい、どうでもいい話です。

 


最初にお伝えしときたい事がPA(スタジオで自分達がいじるマイク、ミキサー、スピーカーシステムを含む)のそもそもの目的は小さな音を拡声してお客さんに伝える事です。

そこからの音質加工などはまた後日。


じゃ、上記の構成4ピースで何が1番小さいか、それは人の声ボーカルですよね。

「ウチのボーカルめっちゃ声デカくてドラムの音にもまけねーんだよねー!」とかはいらないです、はい。

 

それではこの4ピースをペロっと並べてみます。

 


1・まずは先程出てきたPAシステムで拡声したある程度音量を制御出来るボーカル

 


2・次に音量の制御出来る楽器、ギターアンプ、ベースアンプ

 


3・次に制御しづらい比較的音量のデカい生楽器ドラム

 


ここで何を基準に音量を決めていくか!!いくのか!!というと制御しづらいドラム、じゃないんですよ

ある程度制御出来る拡声したボーカルです。

 


ある程度音量が制御出来ると言ったのはPAシステムで拡声したボーカルの音量はボーカリストの声量に左右される場合が多いからです。

よくある現象がPAシステムでボーカルマイクをガッツリ上げてもボーカルの声量が後ろで叩いてるドラムの音に負けてしまいそのガッツリ上げたボーカルマイクにドラムの音が乗っかって(カブり)しまって結果的にドラムの音量が上がってしまう事です。

なのでまずはPAシステムで拡声したボーカルの音を基準に各パートを肉付けしていきます。

 

次に制御しづらいドラムです。

制御しづらいと言ったのはドラムは個々の叩き方で音量がある程度決まってしまいます。

なので全体で音を出した時どうしてもドラムの音が大きくなってしまう場合は叩き方を少しソフトにしてもらう、スネアなどにミュートを施して音量を下げるなどする必要があります。

しかも!!しかも!!この叩き方を全体で音出した時にソフトにしたり強くしたりする事は楽曲の品質向上、グルーヴにかなり密につながります!(この事はまた後に書ければと)

 


次にベースです。

よくプロが音量、音作りでやるのがドラムとベースだけで演奏を合わせてある程度気持ちいいところまでもっていく、って事をやってますよね。

始めたばかりのバンドによく見受けられるベースがやたらデカいとかこのやり方で色々感じれたり改善出来たりするんじゃないかなぁって思ったりしてます。

 

最後にギターです。

僕はギターが本当大好きなんです、音はもちろんギター存在自体大好きです❤️

ありがとうございますギター❤️

これからもよろしくお願いしますギター❤️

でもですね、、、、

 

ギターはマジで本気でうるさいんだよっ!!!(本気って書いてマジ的なフレーズありましたね、あれなんだったんですかね)

ボーカルの邪魔はするし、アンプで増幅すれば高音キツイし、エフェクターいっぱいあってよくトラブル起こすし、ライブしにきたのかトラブル起こしにきたのかどっちですかっ!?的な事が多々あります。

当日使わないエフェクターは外してっ❤️

 


話がそれまくりですが、

ボーカル音量、ドラム音量(叩き方、ミュート)そのドラムにベースを貼り付けて存在感ど真ん中のギターを乗せる。

このやり方でスタジオ練習をやっていくと小規模な場所でのライブ音量バランスも取りやすくなります。

ここで出てくるスタジオ練習とライブでの大きな違いはボーカル、コーラスなどのマイクの音量設定、各パートの立ち位置の違いです。

 


ライブでのマイク音量はそこのPAさんがある程度チューニングしてその日のデフォルト的な状態から始めています。

なので日頃のスタジオで上記の事を意識してやっていればPAさんはそのバンド全体に合わせてくれます、てかそれが仕事です。

 

立ち位置ですがライブでは各パート客席の方を向いて演奏するわけですがやっぱりスタジオでは聞こえてた音が聞こえなかったり聞こえづらくなると思います。

そこでようやっとモニター注文、と言う流れになります。

ライブ前のスタジオ練習はあえてライブ同様の立ち位置で練習するってものいいですよね。

 

結果的にスタジオ練習でのバランスの取り方説明になってしまいましたがそのぐらい重要だと僕は断言します。

だってもともとない考え方や意識がライブでいきなり生まれるわけないですからね。

 


今回はすごーく簡単にシンプル4ピースで書きましたが他にも様々なジャンルやバランス、場所の大きさ、環境がありますよね。

ボーカルは埋れてていい、ドラムがメイン、ギターがメインなど色々ありますが今回書いた事を意識する事で環境の変化での対応など発想が広がると思います。

 

てな訳でまた各パートでの考え方など書いていきまーす!